急須のお手入れ方法
師走を迎え寒くなりあっという間に今年も残すところあとわずかとなりました。
『師走』という漢字は当て字で、語源は諸説あり正確な語源は不明ですが、『終える』意味の『為果つ(しはつ)』からとする説などがあるそうです。
一年を終えるにあたり、きれいさっぱりと汚れを落とし新しい年を迎えるのはいかがでしょう。
大掃除の時期ですので、皆さまも普段なかなかできない箇所のお掃除をされることと思います。
そんな時期のお掃除箇所のひとつとして、今回は普段はついつい後回しにしてしまいがちな、急須のお手入れ方法についてご紹介していこうと思います。
こちらの急須は、私が愛用しているものですが、茶渋等でかなり汚れてしまっています。
お茶を美味しくいただく道具ですので、一年の終わりに感謝を込めてお手入れしたいと思います。
普段のお手入れは・・・
普段はお水かお湯で洗い完全に乾かすというのが、基本のお手入れ方法です。
洗剤を使うと急須が洗剤の成分を吸い込み、お茶の味に影響してしまうからです。
ですが毎日使っているうちに茶渋が溜まってきてしまいます。
それでは早速、こちらの急須の茶渋をきれいにしていきたいと思います。
【用意するもの】
重曹…お湯1リットルに対して大匙2杯
お鍋、またはボウル
お湯…急須がつかるくらい
【お手入れ方法】
ボウルに沸騰したお湯を入れ重曹を溶いたら急須をいれます。
そのままお湯が冷めるまで(30分ほど)放置します。
お湯の色が変わってきました!
急須を洗い軽くスポンジでこすります。注ぎ口は細いブラシや綿棒を使うと便利です。
これらのものを使って同様に軽くこすります。
その後、浮き出た汚れをきれいにお湯で洗い流します。
こちらがお手入れ後の急須です。
いかがでしょう。簡単に茶渋がきれいになりました。
化学的な洗剤などを使わずに、きれいになるのは嬉しいですよね。
急須以外にも、同じ方法で湯呑やマグカップの茶渋もきれいになりますので、是非お試しください。
また、茶殻を使ってシンクをお掃除したり、靴箱に入れて消臭グッズとして再利用してみてはいかがでしょうか。こちらのブログで紹介しておりますので併せてご覧ください。
家中のちょっと気になる汚れを落とすことで、気持ちよく新年を迎えることができるのではないでしょうか。
最後に、おすすめのお茶をひとつご紹介します。オンラインショップでもご好評いただいている商品です。一番茶を使用した受賞茶園の知覧茶です。深蒸し茶は比較的短い浸出時間で、きれいな水色と深い味わいを楽しむことが出来ます。お掃除あとのくつろぎ時間に、きれいになった急須と湯呑みで是非味わってみてください。
おいしいお茶の淹れ方はこちらのブログを参考になさってください。
新しい年が、一服のお茶で心の余裕を持って過ごすことができる一年になりますように…
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